-------- Chat Monitor  Ver 0.08a    Copyright (C) 1999-2001   Tetsuo Handa --------

  この度は、「Chat Monitor  Ver 0.08a」をダウンロードしていただきまして
誠に有り難うございます。Chat Monitor は、チャットで発言がされたら画面と
サウンドで教えてくれます。誰もいないチャットルームで誰かが来るのを待っている
ときに使います。

  ホームページの更新の有無を調べるソフトがあるのだから、チャットの発言の有無を
調べるソフトがあっても良いんじゃないかなと思って作りました。

動作環境:

  Java Runtime Environment(以下、JRE と表記します)version 1.3 以降が動作する環境ならば
  OSは問いません。JRE version 1.3.1_02 以降を推奨します。

  Windows 環境下では、Microsoft Java Virtual Machine(以下、MS-JVM と表記します)の
  最新版でも動作します。ただし、JRE と比べると若干の制限と動作の違いがあります。

アーカイブファイルの内容について:

  ドキュメント
    cm.txt                  このファイルです。

  以下の4つは JRE 用のファイルです。
    jre\JavaCM.class        チャットの発言を監視するプログラムです。
    jre\JavaCMSetup.class   環境設定ファイルを編集するプログラムです。
    jre\JavaCM.bat          JavaCM.class を実行するバッチファイルです。
    jre\JavaCMSetup.bat     JavaCMSetup.class を実行するバッチファイルです。

  以下の4つは MS-JVM 用のファイルです。
    ms\JavaCM.class
    ms\JavaCMSetup.class
    ms\JavaCM.bat
    ms\JavaCMSetup.bat

プログラムのインストール方法:

  JRE を使う場合は、jre 以下のファイル4個を適当な場所に置いてください。
  MS-JVM を使う場合は、ms 以下のファイル4個を適当な場所に置いてください。
  JRE または MS-JVM がインストールされていない場合は
  以下の手順に従ってインストールしてください。

MS-JVMのインストール方法(Windows環境に限ります):

  MS-JVM を使用する場合は、「スタート」→「プログラム」の中から「MS-DOSプロンプト」を
  選択して、コマンドラインが表示されたら以下のように入力してください。

    C:\WINDOWS>JVIEW

  上記のコマンドを実行すると、以下のメッセージが表示されれば、MS-JVM がインストールされています。

    Microsoft (R) Command-line Loader for Java Version 5.00.3802
    Copyright (C) Microsoft Corp 1996-2000. All rights reserved.

  もし、「コマンドまたはファイル名が正しくありません.」のようなメッセージが出た場合は、
  Windows Update http://windowsupdate.microsoft.com/ から「製品の更新」を選び、
  「Microsoft VM」の最新版をダウンロードしてインストールしてください。
  または、次に説明する「JREのインストール方法」を行っても構いません。

JREのインストール方法:

  「Java 2 Runtime Environment Standard Edition version 1.3」以降を
  http://java.sun.com/j2se/1.3/ja/jre/ からダウンロードしてインストールしてください。

アンインストール方法:

  「アーカイブファイルの内容について」で示されているファイルと cm.dat を削除してください。

JavaCMSetup(Chat Monitor 環境設定ユーティリティ)の起動方法:

  JRE を使用する場合と MS-JVM を使用する場合とで起動方法が異なります。

  MS-JVM を使用する場合

    JavaCMSetup.bat をダブルクリックしてください。
    「MS-DOSプロンプト」の画面が邪魔だと思われる場合は、JavaCMSetup.bat をメモ帳などで
    開いて、JVIEW の部分を WJVIEW に書き直して保存してください。JavaCMSetup の実行が
    始まってすぐに「MS-DOSプロンプト」の画面を閉じることができるようになります。

  Windows 環境下で JRE を使用する場合

    JavaCMSetup.bat をダブルクリックしてください。
    「MS-DOSプロンプト」の画面が邪魔だと思われる場合は、JavaCMSetup.bat をメモ帳などで
    開いて、JAVA の部分を JAVAW に書き直して保存してください。JavaCMSetup の実行が
    始まってすぐに「MS-DOSプロンプト」の画面を閉じることができるようになります。

  Linux 環境下で JRE を使用する場合

    「kterm」等を開いて、JavaCMSetup.class のあるディレクトリに移動して、
    /usr/java/jre1.3.1_02/bin/java -cp . JavaCMSetup
    または
    /usr/java/jre1.3.1_02/bin/java -cp . JavaCMSetup &
    と入力してください。(インストールした JRE のバージョンによりパス名が異なります。)

    実行時に、以下のようなメッセージが出た場合は、環境変数 DISPLAY が正しく設定されていませんので、
    正しく設定してください。(Xウィンドウを実行中であれば、正しく設定されているはずです。)

      Exception in thread "main" java.lang.InternalError: Can't connect to X11 window server
      using ':0.0' as the value of the DISPLAY variable.

JavaCM(Chat Monitor 本体)の起動方法:

  前述の JavaCMSetup の部分を JavaCM に読み替えるだけです。

環境設定:

  Ver 0.08a では、cm.dat は直接編集せずに、JavaCMSetup から設定できるようになりました。
  ただし、内容を理解した上で手動で編集しても構いません。
  cm.dat には、共通の設定と個別の設定があります。共通の項目は、以下の通りです。
  前バージョンまでとは異なる項目や追加された項目があります。

      [COMMON]
      UserAgent      ユーザエージェントを指定します。
      UseProxy       プロキシを使う場合は 0 以外を、使わない場合は 0 を指定します。
      ProxyServer    プロキシのサーバ名指定します。
      ProxyPort      プロキシのポート番号を指定します。

  個別の項目は、以下の通りです。

      [セクション名] タイトルを指定します。COMMON というセクション名は使えません。
      URL            チャットや掲示板のあるURLを指定します。
                     (例)http://www.chat.com/chat.cgi?file=room1
                           http://www.chat2.com:8000/chat.cgi?file=test
      Interval       発言をチェックする間隔を秒単位で指定します。(10~3600秒)
      Encode         チャットや掲示板で使用されている文字コードを指定します。
                     (例)SJIS
                           ISO2022JP
                           EUC_JP_LINUX
      Sound          更新時に鳴らす Sun Audio 形式のファイル(拡張子が au のファイル)を
                     指定します。省略できません。Windows 環境では、WAVE 形式のファイル
                     (拡張子が wav のファイル)も指定できます。
      IgnoreUntil    指定された文字列が最初に出現する位置から先を比較の対象とします。
                     何も指定されていなければ、1行目から比較されます。
                     (例)最初に <HR> が出てくる位置までを無視する場合
                           IgnoreUntil=<HR>
                     (例)最初に <BR> が出てくる位置までを無視する場合
                           IgnoreUntil=<BR>
      IgnoreAfter    指定された文字列が最初に出現する位置までを比較の対象とします。
                     何も指定されていなければ、ページの終わりまでが比較の対象となります。
                     (例)最初に <HR> が出てくる位置以降を無視する場合
                           IgnoreAfter=<HR>
                     (例)最初に <BR> が出てくる位置以降を無視する場合
                           IgnoreAfter=<BR>
      IgnoreList     指定された文字を無視します。
                     何も指定されていなければ、すべての文字が比較の対象となります。
                     (例)「0」~「9」、「分」、「秒」、「,」を無視する場合
                           IgnoreList=0123456789分秒,
                     (例)「残」「り」「時」「間」の4文字を無視する場合
                           IgnoreList=残り時間
      Open           ブラウザと最初に表示したいアドレスを指定します。
                     この設定をすれば、「開く」ボタンをクリックするだけでジャンプできます。
                     (例)Internet Explorer で表示する場合(Windows 環境)
                           Open=C:\Program Files\Internet Explorer\IEXPLORE.EXE http://hp.vector.co.jp/authors/VA022513/index.html
                     (例)Netscape Navigator で表示する場合(Windows 環境)
                           Open=C:\Program Files\Netscape\Communicator\Program\Netscape.exe http://hp.vector.co.jp/authors/VA022513/index.html
                     (例)デフォルトのブラウザで表示する場合(Windows 環境のみ指定可)
                           Open=START http://hp.vector.co.jp/authors/VA022513/index.html
                     (例)Mozilla で表示する場合(UNIX 系環境)
                           Open=/usr/bin/mozilla http://hp.vector.co.jp/authors/VA022513/index.html

  設定方法に関する質問は Chat Monitor のバージョンとOSとそのページのURLを書いてメールかBBS等で
  お願いします。(前バージョンまでと設定方法が異なるため、バージョンとOSを明記してください。)

操作方法:

  Open の指定を指定した場合、「開く」というボタンが現れます。
  更新があると、Sound で指定した音が鳴り、ウィンドウが表示されます。
  ウィンドウ表示を見られたくない場合は、画面の隅っこに追いやってください。
  また、ウィンドウの表示が作業の邪魔になると思う方も同様に追いやってください。
  一時的にチェックをしないようにするには「停止」をクリックしてください。

注意事項:

  Interval が小さいとサーバやネットワークに負担がかかるかも知れません。
  アドレスには、http:// で始まるもののみが指定できます。
  認証を必要とするサーバでは使えません。
  パスワードを必要とするチャット(特に、ツーショットチャットに多い)では使えません。
  ただし、パスワードを必要としない画面(例えば、待合室)では使える場合があります。
  認証を必要とするプロキシサーバを経由しなければならない場合は使えません。
  Javaアプレットを使用したチャットでは使えません。
  Cookieを必要とするチャットでは使えません。
  <<↓重要↓>>
  実行前にボリューム調節で大音量になりすぎないように指定しておいてください。
  たまに(発生条件は不明です(^^;)、サウンドが正常に再生できずに耳障りな雑音として
  聞こえることがあります。

その他:

  このソフトはフリーソフトです。本プログラムを使用することによって起きる
  損害等について、作者は一切責任を負いませんのでご了承ください。
  バグが残っているかもしれませんので、出来る限りバージョンアップの
  サポートをしたいと思います。
  バグ報告や要望がございましたらメールまたはBBSにてお願いします。
  Home Page にて最新版を公開したいと思います。
  E-mail   : a5497108@anet.ne.jp
  BBS      : http://www2.lunartecs.ne.jp/~ospc/cgi/bbs2/pt.cgi?room=PANDA
  Home Page: http://hp.vector.co.jp/authors/VA022513/

余談1(このソフトが開発されたわけ):

  ある日、あるチャットで待機モードに入ったまま、他の作業をしていたら、
  いつの間にか誰かが入室して発言していました。数分後に気がついたのですが
  あやうくチャットをしそこねそうだったので、誰かが来たら教えてくれる方法は
  無いものかと考えました。そうして、この Chat Monitor が開発されました。

余談2(Windowsを利用されている方々へ):

  Windows Update http://windowsupdate.microsoft.com/ では、
  「重要な更新とService Pack」をダウンロードしてインストールできるようになっています。
  これらは、セキュリティ問題の修正プログラム等が含まれているため、全て適用しておくことを
  お勧めします。一度適用した後も、定期的に新しい更新が無いかチェックすることをお勧めします。
  さらに、Office ツールサイト http://office.microsoft.com/japan/ では、
  Office 2000 や Office XP 用の修正プログラムのダウンロードとインストールができます。

余談3(Windows と Linux 以外のOSを利用されている方々へ):

  私の周囲にPCが無いため動作確認ができませんが、他にも幾つかのOS上で動作すると思います。
  Macintosh でも Mac OS X 以降では動作するらしいので、「試してみても良いよ」という方は
  動作報告をしていただけると嬉しいです。

更新履歴:

    1999/10/15  Ver 0.01c を公開しました。
    1999/10/16  Ver 0.01d を公開しました。
                  変更点
                    サウンドの再生を非同期式にしました。
                    1行目(参加者や滞在時間が表示される可能性がある行)を
                    無視するオプションを付けました。
    1999/10/30  Ver 0.02 を公開しました。
                  変更点
                    ブラウザを起動できるようにしました。
    1999/11/05  Ver 0.03 を公開しました。
                  変更点
                    アイコンをタスクトレイに表示するようにしました。
    2000/02/29  Ver 0.03 を再公開しました。
                  変更点
                    サービスパック3を導入した環境で再コンパイルしました。
    2000/03/22  Ver 0.03a を公開しました。
                  変更点
                    MSINET.OCX を使わないで、WININET.DLL を直接呼び出すように
                    しました。
    2000/04/22  Ver 0.04 を公開しました。
                  変更点
                    Visual Basic 5.0 から Visual C++ 5.0 に移植しました。
                    そのため、MSVBVM50.DLL と VB5JP.DLL が無くても
                    動作するようになりました。
    2000/04/28  Ver 0.04a を公開しました。
                  修正点
                    UseSound のつもりが、UserSound となっていたのを修正。(^^;
                    それに伴う不都合の修正。
    2000/05/10  Ver 0.05 を公開しました。
                  変更点
                    IgnoreFirstBR を廃止して、新しく IgnoreUntil を追加しました。
    2000/10/10  Ver 0.06 を公開しました。
                  変更点
                    環境設定を CM.INI にまとめ、複数のチャットを同時にチェック
                    できるようしました。
                    読み込みを非同期にして、チェック中でも応答を速くしました。
                    HTTPレスポンスがエラーの場合は表示するようにしました。
    2000/12/01  Ver 0.06a を公開しました。
                  変更点
                    Visual C++ 6.0 で再コンパイルして、ファイルサイズを縮小しました。
                    ドキュメントの記述を一部変更しました。
    2001/02/15  Ver 0.06a を再公開しました。
                  変更点
                    ホームページ移転のためにドキュメントの記述を一部変更しました。
    2001/03/27  Ver 0.06b を公開しました。
                  変更点
                    Visual C++ 6.0 サービスパック5を導入した環境で再コンパイルしました。
                    ホームページ移転のためにドキュメントの記述を一部変更しました。
    2001/04/04  Ver 0.06b を再公開しました。
                  変更点
                    アーカイブの中に CM.INI を入れ忘れていました。(^^;;
    2001/07/26  Ver 0.07 を公開しました。
                  変更点
                    環境設定をするためのプログラムを作成しました。
                    ページサイズの上限を取り除きました。
                    検索開始位置と検索終了位置を指定できるようにしました。
                    指定された文字を無視できるようにしました。
    2001/12/25  Ver 0.08 を公開しました。
                  変更点
                    Windows 以外の環境でも動作するように、Java に移植しました。
                    更新時に鳴らす音をチャットごとに個別に指定できるようにしました。
                    更新時に「常に最前面表示」状態になるのをやめました。
                    同時にチェックできるチャット数の上限を取り除きました。
    2001/12/28  Ver 0.08a を公開しました。
                  変更点
                    KDE 上で画面表示に不具合が発生する問題を解消しました。

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